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今日は、久しぶりに婆ちゃんの夢を見た。
なんでか知らんが伯母さんもいた。
お母さんも出てきた。

約2年前に亡くなった婆ちゃんは、
私の夢の中では元気でいる。
私のお母さんを含めた四姉妹の話を
うんうんと頷きながら聞いている。

だけど今回の夢は違った。
黙って台所でお皿を洗っている。
お母さんと私が手伝おうとするが、断られる。
「もうすぐ寒くなるから、気を付けてね~」なんて話をすると、
婆ちゃんは背中を向けたまま
「もう覚悟は出来てるからね」と言った。

衝撃的だった。
婆ちゃんはそんなに喋る人じゃあない。
ましてやそんな核心的なことを喋ったことは聞いたことがなかった。
びっくりした。夢の中のお母さんもびっくりしていた。

私の夢の中では元気でいた婆ちゃん。
もうすぐ婆ちゃんが逝った季節がやってくる。
その頃にはもう、私の夢の中でも元気な姿は見られないのだろうか。
私の夢の中でさえ、逝ってしまうのだろうか。

婆ちゃん、もうそろそろ本当にお別れなのでしょうか。
私はあなたが生きた最後のお正月を一緒に過ごせなかったこと、
今でも後悔しています。
あれが家族揃った最後の日でしたから。
私が学校に行っていないことを知ったとき、
心配していたと母から聞きました。
ごめんなさい。


私にとって初めて感じた身近な人の死。
今まで回りで経験したことが無かったから、
婆ちゃんの死はショックでした。
漠然と考えていた死を目の中りにして
どうしたらいいのか本当に分からなかった。


土曜日の朝。
遅くに起きていくと、家族が台所にいた。
私が椅子に座り、朝飯をたべようとすると電話が鳴った。
母が出たが、声色がおかしい。
電話を切ると母は呆然としていて、
突然「婆ちゃんが亡くなった」とつぶやいた。
普段滅多に感情を表に出さない母だったが、
私は初めてこのとき母の涙を見た。

こんなときやっぱり頼れるのは父だ。
「実家行くんだろ?車出すから」と
外に出ていった。
励ましもせず、慰めもせず、涙にも触れない。
母はパニックになりながらも車に乗り込んで実家へを向かった。

残された私はどういうリアクションをとっていいか分からずボーっとしていた。
すると兄が「あ~あ、これでお年玉減っちゃうね」と言った。
腹が立った。こいつは婆ちゃんをなんだと思っていやがる。
私はいてもたっても居られず、逃げ出すようにインコの部屋に行く。
昨日来たばかりのお嫁さんインコ。
私があんまりわんわん泣くもんだからびっくりしている。
ごめん、ごめんね。

あとで父から聞いた。
冷たくなった婆ちゃんを見てあの母が大泣きしたそうだ。
初めて母の人間らしいところを見た気がする。


婆ちゃん、ごめんね。
ありがとう。今度お墓参り行くからね。

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